柳本浩市展実行委員会、柳本浩市 / コデックス装 / 23.2 × 18.8 cm / 256 page / 3000部
アーキヴィスト(Archivist)とは、ものを収集し、整理し、その価値を見きわめてアーカイヴをつくり、未来へ発展させていく人のこと。
2016年、46歳という若さで急逝したデザインディレクター、柳本浩市の活動や思想を踏まえ、2017年、有志によって自由が丘〈six factory〉にて開催された追悼展の記録集。当時の展覧会会場の写真に加え、柳本氏自ら作成し残したファイルや収集物を撮影。また、柳本氏と親交のあった方々による寄稿文や氏のレクチャー「アーカイブ個人編集論」なども収録。
柳本氏のアーキヴィストとしての収集・整理・編集などの活動から、価値あるモダンデザインを見渡すことができる1冊。
編集:上條桂子、熊谷彰博
撮影:小川真輝、Nacasa & Partner Inc.、高木康行、永禮 賢
寄稿:横山いくこ、塚田有那、猪飼尚司、降旗千賀子、江口宏志
[柳本浩市 プロフィール]
1969年山梨県生まれ。幼少のころ、植草甚一に影響を受けてジャズと古本に目覚め、小学1年生からアメリカ文化に没入し、古着や家具などの収集を開始。ただ収集するだけでなく収集物を独自の視点で再編集し社会背景と照らし合わせて再定義した。マーケティング、セールス・プロモーションなどに関わる会社員時代を経て、2002年にGlyph.を起業。自社の商品開発や出版事業からスタートし、後にKDDIのリテールサービス事業や代官山蔦屋書店のアドバイザーなど大手企業の商品開発やブランド戦略アドバイザー、行政の地方創生事業などのプロジェクト・マネジメントに携わる。並行して多くの雑誌の特集監修や執筆なども行った。また飲み会「リアル中西」を主宰し、SNS時代における人的ネットワークの構築を実践した。著書に、社会とデザインの関係性を考察した『DESIGN=SOCIAL』(ワークス・コーポレーション)、新しいメディアの創出を提案した『共創がメディアを変える』(中村堂)などがある。